焚火で心いやされ

ある旅館で屋外に囲炉裏コーナーが出来あり火遊びが好きな(ちょっと語弊がありますが)末っ子がずっと火の番をしていて、一度床に入った私ではありますがむくっと起き出し温かい支度をして彼が起こした焚火の横に席を置きました。

本来の私の望みは「ふたご座流星群が観たい!」というものだったのですがあいにく雲が厚くて星を眺めることはできませんでした。でも、じっと火を見つめている息子と二人きりで子供の頃からの話や、彼の考えや思いを聞くことが出来て素敵な時間が持てました。

小さい頃はよくキャンプに連れていきキャンプ場で細い枝や乾燥した杉の葉などは火付けにいいようなこと教えていたのですが、よく覚えていて上手に火をつけ薪もしっかり組んでありました。直接地面で火を焚いてはいけないことなどもしっかり覚えていて、決して無駄な時間を彼と過ごしていなかったことなどが嬉しかったですね。

小学6年生の時に日本海側のキャンプ場で過ごしていた時、まだ空が明けやらぬ頃だというのに焚火台を開きその上で上手に火を起こしじっと火を見つめている姿に驚いたことがありました。

昨晩はなんかその時の姿と重なるものがあり、素直にあの頃はどうだったねとか話すこともできました。

なかなか男の子年齢を重ねるほど自分というものを語らなくなっては来ていますが、自分の考えていることなどをじっと火を見つめながら話す姿を見て成長したんだなぁ~!と私も言葉を選んでいました。

いろいろな方のお世話になり、沢山のかたにご迷惑をお掛けして、いい仲間ができ、時には傷つき、それらのことがみんな今のこの子を作っているんだなぁ~!って思ったら感謝しかありません。親は心配する事だけで成長の手助けにはなっていないんだなっては思ったけれど、きちんとした真面目に生きているという背中は見せていかなければいけないということを改めて感じました。

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