昨日の続きでゴルゴ松本さんの話。
お笑い芸人で人に笑ってもらうためにいろんなことに挑戦しているゴルゴ松本さん。私の中では「命」という字を体全体で表現して笑いを取っている面白い人でした。高校時代は野球部に所属し頑張っていたようで、お正月の番組でもプロの人たちに挑戦して失敗してみせたりして笑いを取る楽しい人というイメージしかありませんでした。
今回ふとしたことからゴルゴ松本さんが2011年からずっと少年院を訪ねて命の授業をしていることを知りました。
自分が38歳の時、それなりに芸能界でも名前も売れて収入も得て遊びあるっていた時に、自分が50歳になった時にこんなことをしていていいのだろうか?と考えたそうです。そして猛烈に恥ずかしくなり日本人について、歴史について、そして漢字の勉強を始めたそうです。とにかく本を読み漁ってその中から漢字の奥深さにも気が付いたそうです。
たまたま奥様の知り合いが少年院で話をしてもらえないかとの話を持ってきて、その方は「日本の犯罪を減らしたい」という熱い思いを持っていて、自分にできることならとボランティアを始めたそうです。そして今もずっとその活動を続けていらっしゃるそうです。
自分も日々努力をして少しでも少年院に入っている子たちが成長して再犯を侵さないようにと話をし、自分を生んでくれたお母さんに「ありがとう」を言えるように指導するそのすばらしさに感動しました。
「靴の紐結べる?」
「はい!」
「努力したんだよぉ~!」
「結局努力は”失敗の連続” つまり努力=準備」
「常日頃から小さな準備を心がけていくことが後の努力という結果になるからね」
「意思」
「”思う”だけなら空想に終わる。だけどそれを未来に近づけさせる、実現させるためには同じ「いし」だけど「田」の上と横を消すと”意志”になる。」
「心にあるものは 心さす 志す 志し」
「人間の心は方角を決めると必ずそっちの方向に向かうようになっている」
「自分とは、自らを分ける。自分で学んだことは分けていけ。もう充分です、”十”を分ける、もうたくさんあるものを分けて行けよ
!独り占めしてはダメ!自分の技術や知恵はどんどん未来に使ってください。
素晴らしいメッセージを少年院や学校でお話しされています。素晴らしい方ですよね!