銀杏中毒
手作りがんもどきが美味しいので、お店でも揚げたてを出したいなぁ~!なんて考え、がんもどきに入っている銀杏が美味しいのよねぇ~!と。
そういえばよく「銀杏をたくさん食べてはいけないわよ!」と言われたことを思い出した。どうして銀杏をたくさん食べてはいけないんだろう?子どもに食べさせてはいけないのはなぜ?なんて考えはじめて、ちょっと調べてみました。そうしたらなんと...!
銀杏をたくさん食べると、おう吐、下痢、呼吸困難、けいれん、意識障害を起こすことがあるんだそうです。これは、銀杏の成分の一部4′-O-メチルピリドキシン(ギンコトキシン)がビタミンB6(ピリドキシン)の働きを邪魔をするために起きると。(いやいやB6ぐらいまではわかるけど、4′-O-メチルピリドキシン(ギンコトキシン)ってなんやねん?)
要は、ギンコトキシンという成分がビタミンB6欠乏状態を起こし、GABAの生成ができなくなってしまい、神経に作用してしまうことで、このような嘔吐や下痢、けいれんなどを起こすのだそうです。GABAは最近よく聞くようになってきましたが、ストレスや緊張を和らげる神経伝達物質で、リラックス作用によって睡眠の質を高めたり、高めの血圧を下げる効果があるものです。GABAは脳に多く存在し、脳の興奮を鎮め、精神的な緊張を和らげる働きがあります。
きのこにはGABAが豊富に含まれており、特にブナシメジやブナピー、えのきたけに多く含まれてるんですよ~!(きのこマイスターなもので(笑))
銀杏は数個食べただけでも中毒を起こし、火を通しても変わらないんだそうです。そして5歳以下の子どもの中毒の報告がめちゃめちゃ多いと。まあ誤飲と言うこともありますが、やはり怖いのは中毒。小学校に入ったぐらいから、1個程度なら食べてみて、その後の様子をしっかり観てあげてほしいとのことです。まあ、あんまり神経質にはならないようにですけどね。
「おねしょ止めに一晩に3個程度の銀杏を食べなさい!」と聞いていて、子どもたちにもそんなことを伝えやっていたことを思い出しますと、迷信って恐ろしいなぁ~!と思った次第です。